永遠に咲くお花で、あなただけのウェディング。
第9弾のテーマは「キャスケードブーケ」
「小さな滝」を意味する単語・cascadeが由来となっているキャスケードブーケ。 その名のとおり、滝のように流れるようなラインでデザインされた花々が美しいブーケです。 エレガントな佇まいから、憧れのある花嫁さまもきっと多いのではないでしょうか。 さてこのキャスケードブーケ、 ラウンドブーケやクラッチブーケのように、お花を一度束ねたらもう完成というわけではなさそうです。 「このふしぎな形状、一体どんな構造になっているの?」 「自分でも作れるのかな…?」 そんな疑問を抱いたことのある方もきっと少なくはないはず。 気高い表情のキャスケードブーケを手作りすることができたとしたら… 一度きりのウェディングが、もっと特別な日になるかもしれません。 実際少々ハードルは高いけれど、それでも挑戦してみたい!という花嫁さまに向け、 今回はできる限り少ない花材と少ない工程で作れるキャスケードブーケのご紹介です!
使用材料
- ●ダリアブーケ×2(2色1束ずつ)
- ●グリーン2種類(細葉ユーカリ×1本、フィットニアピック×1束)
- ●ローズヒップ ×1本
- ●リーフブランチ ×1本
- ●リボン
●基本的な考え方: キャスケードブーケは、ラウンドブーケ+ガーランド+繋ぎのパーツでできている
まずは左側のダリアブーケ2つとグリーン2種でラウンドブーケを、右側のリーフブランチをメインにしてガーランド&繋ぎのパーツを、別々に作っていきます。 ローズヒップはラウンドブーケとガーランドの両方に使用します。
ラウンドブーケの部分は、すでにブーケとして花材が組まれている商品「フォンタナダリアブーケ」をばらして作るので楽ちん。そこへグリーンをプラスします。 グリーンはデザイン上のアクセントとしてだけでなく、ブーケの裏側を隠して美しく仕上げる役割ももっています。またこの時、ダリアブーケからミニサイズのダリアを3本ほど分けておいてください。色は自分のお好みでOK。 ガーランドの一部に使うことで、ラウンドブーケとさらに馴染みやすくなります。
●繋ぎのパーツとは: 繋ぎのパーツとは、ラウンドブーケとガーランドが馴染むように間に入れて、両者を繋げる役割を担う花材のこと
●ガーランドとは: ガーランドは、クラッチブーケの作り方で応用できる
前回のOnly one Weddingでお伝えした、クラッチブーケの作り方。 今回で言う「ガーランド」は、このクラッチブーケの作り方を応用することで作ることができます。 M.F.P.の位置をしっかりと持ち、一番背の高いリーフブランチを軸に、ダリア(※ラウンドブーケ作成の際に分けておいたミニサイズのダリア3本)→ローズヒップと手前に向かって背の順にお花を束ね、最後にフラワーテープでまとめて巻き留めます。 横から見たとき、真ん中に入れるダリアがブーケ全体の中で一番高さがある所になるので、少し高めに入れます。 ガーランドの形は三角形になるように。横幅は、ラウンドブーケの外枠の少し内に入るくらいを目安にしましょう。 ガーランドは組みあがったら、上下逆さまの向きで使用します。
ラウンドブーケ、繋ぎのパーツ、ガーランドの3つのパーツができました。 いよいよこれらを組み合わせてキャスケードブーケの形を作っていきます!
Step 1.
Step 2.
完成形はこちら。
↓
ラウンドブーケとガーランドが、左右のパーツによってしっかりと馴染んでいます。 横から見たところがこちら。 Step1でガーランドのステムをしっかりと曲げ、ラウンドブーケのステムにぴったりと固定することで、両者が繋がる部分が自然に見えています。
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ウェディングブーケの中でも、ひときわ特別感ある佇まいのキャスケードブーケ。 少々難易度が高いブーケではありますが、手作りに興味のある方はきっとチャレンジし甲斐があるはず。 ぜひ参考にしてみてくださいね。