【今月のちょこテク】 Vol.7
生花とは違い、花首を好きな向きに傾けたり、茎を自由に曲げたりすることができるアーティフィシャルフラワー。
自由度が高いからこそ、初めて触る方はその扱いに戸惑ってしまいますよね。
そこで!
ちょこっとのテクニックで季節ごとのアーティフィシャルフラワーを上手に飾れるようになる連載、
【今月のちょこテク】。
どなたでもすぐにマネできる、アーティフィシャルフラワーがきれいに見える飾り方のコツをプロが伝授いたします!
第7弾のテーマは「ブーケ風に束ねて飾る」
ボリュームを出してお花を飾りたいとき、生花だとさまざまなテクニックが必要。その点、アーティフィシャルフラワーなら、ポイントを抑えるだけで簡単に美しく飾れます。
今回お伝えするテクニックは、いわゆる「四方見」。後ろや前など、決まった向きのない「四方見」の束ね方をマスターすれば、フラワーアレンジの幅が広がります。
ブーケやテーブルフラワーなど、憧れだけど作りかたがわからない…という方は必見です!
使うのはこれら5種類のバンドルやブーケ。
ミモザやマトリカリアのように、1本の茎にお花がたくさんついている花材をミックスすると、少ない本数でもボリュームが出せます。
また、メインにしたい大きめのお花以外に小花を混ぜておくと便利。高さを出したい部分など、後からシルエットを微調整したいときに役立ちます。
アーティフィシャルフラワーをしっかりと広げたら、好きな順番で束ねていきます。
「え、カットしながら生けていくんじゃないの?」と思った方。
全部束ねてから器に生ける方法は、先にお花全体のバランスを決めてからまとめてカットできるので、初心者さんにはおすすめですよ。
また生花の場合、束ねる段階でスパイラルやパラレルといったテクニックが必要になりますが、
お花の角度や向きを自由に整えることができるアーティフィシャルフラワーは、パラレルで単純に束ねてしまって大丈夫です。
お花が枝分かれしている部分より下でステムを留めます。ステムを留めるものは、結束バンドやワイヤー、紐やラフィアなど、自分が使いやすいものでOK。
ただし、生けるのがガラスの器の場合は、中が見えても良い素材のものを選ぶようにしましょう。
お好みのバランスに整えたら、器のサイズに合わせてステムをカットして完成です。
背面のない空間といえばテーブル。テーブルにお花を飾るのは特別な時だけというイメージがありますが、ぜひこれを機に取り入れてみてくださいね。
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お花を束ねるテクニック
花束の束ね方には、パラレル(並行)とスパイラル(らせん状)があります。
アーティフィシャルフラワーは、ステム(茎)や花首を自由に曲げることができるので、パラレルに束ねてもスパイラルのように花材を広げることができます。
パラレルすべての茎を並行にまとめます。
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スパイラルすべての茎を一方向のらせん状にまとめます。
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