【今月のちょこテク】 Vol.3
生花とは違い、花首を好きな向きに傾けたり、茎を自由に曲げたりすることができるアーティフィシャルフラワー。
自由度が高いからこそ、初めて触る方はその扱いに戸惑ってしまいますよね。
そこで!
ちょこっとのテクニックで季節ごとのアーティフィシャルフラワーを上手に飾れるようになる新連載、
【今月のちょこテク】が新たにスタート。
どなたでもすぐにマネできる、アーティフィシャルフラワーがきれいに見える飾り方のコツをプロが伝授いたします!
第1弾・第2弾はコチラから♪
第3弾のテーマは「花材の組み合わせ」
アーティフィシャルフラワーも生花も、お花の大きさや形、質感はさまざまですよね。まったく形状の違うお花をカッコよく飾れるようになったら、お花のある暮らしがきっとさらに楽しくなるはず!
今回メインで使用するのは、シルエットが特徴的なコットンフラワー。ふわふわの質感にあたたかみがあり、リビングや寝室などリラックススペースの冬インテリアにもぴったり♥
コットンフラワーのように、一つのかたまりのような大きな丸いお花(マスフラワー*)には、空間を繋げてくれるジプソのような小花がマッチします。
*マスフラワーとは?詳しくはコチラへ!
手元にアーティフィシャルフラワーを用意したら、まずはきれいに広げて形を整えましょう。
2つのお花をまずはそのまま花瓶に飾ってみます。
ボリューミーなコットンフラワーと、華奢なラインのジプソ。このままでも悪くはないけれど、どことなくそっけない雰囲気にも見えませんか?
それぞれ個性のあるお花。せっかくならもっと素敵に見せたい!
実は、このように形状が対照的なお花は、高低差をつけて飾るとより美しく見えます。
そこで今回は花材をカットしてみましょう!
まずは生けたい器を決めます。今回使用するのはこちらの2つ。
器が決まったら、器のサイズに合わせてお花をカットします。
ハサミを入れるのは、ピンクの○で囲んだ枝分かれしている部分。茎や枝の長さを十分に残してカットしましょう。
カット前
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カット後
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花器のサイズにフィットした、程よいボリューム感のアレンジに仕上がりました!
コットンフラワーのように形やサイズにボリュームのあるお花は、花瓶に対して低めの位置に生けてもリズムが出て素敵になります。
では今月のちょこテクのおさらいです。
大きさ・形の違うお花を飾るときは
➤器のサイズに合わせて、枝分かれしている部分をカットする
➤カットする際は枝の長さを残す
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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お花の形状って?種類を解説!
お花と一口に言っても、その形や大きさはさまざま。具体的にはどんな種類があって、どんな風に組み合わせたらいいのでしょうか?種類別にご説明します!
①ラインフラワー
線的な花。
1本の茎の上に個々の花が長く並んでいるもので、直線的なデザインまたは骨組みとなるお花のことをいいます。
例:デルフィニウム、ストック、ベロニカ、ラベンダーなど
②マスフラワー
かたまり的な花。
花の形が大きく丸いもので、ラインフラワーとフォームフラワーの中間に位置するお花のことをいいます。
今回登場しているコットンフラワーもここに入ります。
例:バラ、ダリア、ラナンキュラスなど
③フォームフラワー
特殊な形態の花。
個性的な花の特性を生かし、フォーカルポイント(作品の焦点・アレンジのメイン)などに用いるお花のことをいいます。
例:アンスリウム、ストレチア、ユリなど
一般的に、マスフラワーをメインにしたいときにはフォームフラワーは使わないようにします。
④フィラーフラワー
埋め草的な花。
小さいたくさんの小花がついています。
花と花とのすき間を埋めて、空間を満たしたり、繋げる役目をもっています。
例:カスミソウ(ジプソ)、ブプレウムなど
アレンジメントを作るときはもちろん、さりげなくお花を飾りたいというときも、
こういったお花の形状を踏まえつつ、イメージに合った花材をチョイスするように意識してみましょう。
積み重ねていくうちに、「おっ」と目を引くセンスが身についているはず…♪
ぜひ参考にしてみてくださいね!
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