永遠に咲くお花で、あなただけのウェディング。
第10弾のテーマは「バレリーナブーケ」
バレリーナが手足を広げて舞う姿になぞらえて名づけられた「バレリーナブーケ」は、韓国花嫁に近年人気のスタイル。 手作り初心者さんでも作りやすいのに、抜群のセンスを感じさせるユニークなデザインのブーケです。 選ぶ花材や色味によってオリジナリティを出しやすいのもポイント。 今回は、花嫁の幸福のジンクス「サムシングブルー」をイメージし、ブルーをメインにデザインしてみました。
サムシングブルー(Something Blue)とは?
- 「二人の結婚が幸せなものになりますように」という願いを込めたおまじない・
サムシングフォー(Something Four)のうちの一つ。
サムシングフォーとは、
- 1.サムシングブルー(Something Blue) …何か青色のもの(青色=聖母マリアを象徴する色で、純潔を意味する)
- 2.サムシングオールド(Something Old) …何か古いもの(家族などが大切にしてきたものや伝統を象徴するもの)
- 3.サムシングニュー(Something New) …何か新しいもの(二人の新しい生活・新しい人生を象徴するもの)
- 4.サムシングボロウド(Something Borrowed) …何か借りたもの(幸福な結婚生活を送っている人の幸せをおすそ分けしてもらう) 結婚式でこれら4つのものを身に着けると幸せになれるといわれ、 ヨーロッパで200年以上前から伝承されています。
今回使用する材料はこちら。同じ花材を2セット用意し、同じブーケを2つ作ります。 左右それぞれ画像の端(デルフィニウム)から内側(青いローズ)に向かって順に重ねて束ね、ワイヤーで留めます。束ね方はクラッチブーケの作り方を参考にするとわかりやすいですよ。
使用材料
- ●デルフィニウム ×2本
- ●ローズ(ホワイト)4種類 ×2本ずつ
- ●ブルースター ×2本
- ●ローズ(ブルー)1種類 ×2本
- ●ハイドレンジア ×2本
同じブーケが2つできました。 この後、ブーケのステム部分が中心を向き合うように重ねて合体させます。ステム部分がブーケの持ち手となるので、実際に手にとり持ちやすそうな長さを確認して切り揃えましょう。
ワイヤーで2つのブーケを固定した状態です。次はここをリボンで隠していきます。
巻き方はブーケのリボンの巻き上げと同様で、まず端からぐるぐるとリボンを巻いていき、巻き終わりの部分に親指を置きます。 親指の上からリボンをもう1周巻き、親指の空間にリボンの足を入れ、引っ張ります。 最後に装飾用のリボンを結びます。 今回は、シフォン素材のリボンの色ちがいを使用。2本ともステムの片側に寄せて結び、アシンメトリーなデザインに。 下に向かって垂れるようにたっぷりと長めに結ぶとより優雅な印象になりますよ。
ブーケの背面です。 四方見のように、背面も表と同じように、お花が外側を向くようきれいに組むのがポイントです。
バレリーナブーケは、リースブーケと同じように持ちます。片手で持てばカジュアルな印象に、両手で持てば清楚で穏やかな印象に。 キャンドルサービスなどの際には、ステム部分を腕に掛けても素敵です。 歩くたび、ドレスの裾に合わせてゆらゆらとお花が揺れる様子は、まさに優美の一言。 可愛らしくもあり、美しくもある。 そんなちょっと変わったバレリーナブーケ、ぜひ作ってみてくださいね。