【切って飾ろう】上級者風!蘭の洗練アレンジメント

曲げたり折ったり、自由自在に扱えるアーティフィシャルフラワー。あえて生花のようにカットして飾ってみませんか?贈答品として人気が高く、風格ある佇まいが魅力的な胡蝶蘭。より自然に、より優雅に“魅せる”アレンジのご提案です。
白の胡蝶蘭に松、アクセントでゴールドのユーカリ。シンプルで清潔感ある配色と、それぞれの花材の曲線をそのまま生かした自然な美しさが、かえってモダンな印象。
胡蝶蘭は茎をそれぞれ異なる長さにカット。あえて長さを変えることでよりリアルに近づきます。ユーカリも花器に合わせてカットするとバランスが良くなりますね。高級感がありつつ嫌味じゃない、都会的で上品なアレンジです。


気品と可愛らしさが同居する小ぶりな蘭は、カジュアルにもフォーマルにも魅せられるのがいいところ。たっぷりのアジアンタムがオリエンタルな雰囲気を演出してくれます。
さらに蘭の花弁と色味を合わせたカスミソウを合わせれば、一気に上級者風に!
さりげなくきらめくカスミソウのラメがエレガンスをプラスします。和風の花瓶に活ければ、絶妙なバランスの和洋折衷アレンジの完成です。
インテリアとして取り入れるには敷居が高く感じられやすい蘭。
ゴールドやラメなど、アーティフィシャルフラワーならではの手を加えた花材を合わせれば、遊び心あるアレンジが叶います。
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カッコよく飾りたい!切り分けと飾り方のポイント
お花をカットしてみましょう!
胡蝶蘭のアレンジ
胡蝶蘭とゴールドのユーカリの茎をカットします。2本ある胡蝶蘭は、それぞれ違う長さにカット。こうすることで自然な見た目になります。ユーカリの茎も20cm程度カットします。しだれ松は長さをそのまま生かし、垂れるように投げ入れればOK。

ピンクの蘭のアレンジ

こちらも同じ花材はあえてバラバラの長さにカットしましょう。3本あるアジアンタムはそれぞれ8cm~10cmくらいずつカットします。1本で存在感抜群のカスミソウは20cm程度カットしましょう。2色ある小さな蘭はそのまま。茎の向きや角度を自由に変えて好きなバランスで楽しんでください。
お花を花器に飾ってみましょう!
花の向きはずらす
ピンクの○:お花 白の○:すき間
花器の口に向かって花材を一点に合わせていきます。基本的にはメインにしたい花を一番高く、サブの花はそれよりも低く。
お花同士が重ならないように、メインのお花とサブのお花で三角形を描くように意識すると自然な雰囲気になります。

花器と花材の高さのバランスを意識する

花器の高さ:花材の高さ=1:1 or 1:1.5
くらいの比率がきれいに見えます。
アジサイなどボリュームのあるお花は低い位置でも◎。今回のアレンジでいえばミニアレンジのピンクの蘭やアジアンタムなどは低めの位置で活けても可愛く見えます。
カットするにはどんな道具がいい?
茎の中にワイヤーが通っているアーティフィシャルフラワー。細いものでも普通のハサミでは刃こぼれしてしまったり、ものによっては全くカットできないという事態も。きれいにかつ簡単にカットするには、専用の道具を1つ持っているととても重宝するのでおすすめです。
アーティフィシャルフラワー カット用
ブラックニッパ
- 切れ味が良く、耐久性に優れる
- 約Φ6mmまでのワイヤーをカットできる
- ハンドルロック付き
- やや重め
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アーティフィシャルカッター

- バネがあるので連続カットが可能
- 約Φ4mmまでのワイヤーをカットできる
- ソフトクッションが手の衝撃を軽減
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細いアーティフィシャルフラワーやワイヤー カット用
クラフトチョキプリザ
- クラフト用ハサミ+ワイヤーカットの
機能付き
- 刃元の凸凹で#18(1.2mm)のワイヤーをカットすることができる
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【手作りを楽しもう】固まるハーバリウム ファーストステップの使い方
ファーストステップの特徴
| ファーストステップ |
---|
容量 | 280g |
混合比率 A:B | A液【3】:B液【1】 |
硬化速度 | 12時間~24時間 |
混合液の最大量 | 100g |
熱の発生 | 最大量(100g)を超えると高温になる |
型に注ぐ量 | 2cm程度 |
気泡 | ピンセットや綿棒で取り除く必要がある |
透明度 | リリジュエルクリスタルと比較するとやや透明度が落ちる |
黄色変化 | 経年変化と共にそれなりに黄色変化する(半年~1年) |
液体のにおい | においが多少ある |


ファーストステップの使用方法とコツ
 準備するもの
・PL160 ファーストステップ
・作業用シート(シリコンパッド)
・シリコン製のヘラ
・ピンセット
・シリコン製の型
・シリコン計量カップ
・使い捨てビニール手袋
・電子計量器
|
 その他必要なもの
・アルコールウェットティッシュ
・マスク ・綿棒
・エプロン
・テーブルに敷くフィルム等(養生用)
あると便利なもの
・マドラースプーン
・紙コップ ・定規
|
作り方は基本的にリリジュエルクリスタルと同じですが、
混合比率が A液【3】:B液【1】
混合液の最大量が 100g
が異なります。
1.デザインを考え、花材や資材を準備する
混合液を作ったらすぐに流し入れるため、デザインはあらかじめ決めておきます。
※必ず作業用シートやグルーパットの上で制作してください。
※必ず換気をし、手袋を着用して扱ってください。
着色剤が登場しました♥
- A液に対して3%以内をよく混ぜ、規定量のB液を加えます。
- 発色が良く、少量できれいに色が付きます。
- 左:PL000007
ブルー・マゼンタ・レモンイエロー・オレンジの4色セットです。
右:PL000008
ブラック・ホワイトの2色セットです。
- 色を混ぜて使うこともできます。

2.計量する
※型に流す分量だけ液を作るため、時間をおいて流す場合は都度、混合液を作ってください。
例)電子計量器を準備し計量カップにA液を75g量る。A液の入った計量カップを置いたまま、目盛を0にリセットし、A液の入った計量カップにB液を25g量る。
※計量カップの目盛は使用しないでください。
3.混ぜる
- 一方向にヘラを回すだけでは液が混ざらないので、8の字を描いたりジグザグにヘラを動かしたりしながら、計量カップの周りについた液もこすり取って、両液を練り合わせるように混ぜましょう。
- しっかり液を混ぜないと推奨の硬度にならないので、シリコン製のヘラで泡が立たないようにまんべんなく丁寧に5分程度しっかり混ぜます。
- 混合することにより熱が発生します。

4.型に注ぎ、気泡を取り除く

①底面を平らにするため、一層目は花材を入れないで薄く液を流し入れます。
②ピンセットで花材を配置します。
③花材の上から液を型いっぱいまで入れます。液が固まる前に、気泡をピンセットや綿棒を使って取り除きます。
液を混ぜ合わせてからすぐに型に流し入れます。
※一度に大量の液を配合させたり、流し入れたりすると高温になるため、型に流し入れる量の目安は20mm以下にしてください。
5.硬化させる
平らな場所に置き、ゴミが入らないように硬化させます。
型すれすれまで液を流し入れ、完全硬化させてください。完全硬化後、目減りして端にバリができたら、型から外す前に液を流し入れ、再び固めます。

━完全硬化とは?
型の外から触って固くなっている状態をいいます。
━バリとは?
型の合わせ目やヘリなどに生じる、引っ掛かりを感じるはみ出した部分や不要な薄い出っ張りの事をいいます。
6.型から外す
- ペンダント型はそのまま型をめくるようにすると外しやすいです。
- 正方形型はシリコンとジュエルの隙間に水を入れ、ゆっくりと型から外します。
- ライトを入れたアレンジの場合は、電源部分に水がかからないようビニールなどで包んでから行ってください。

完全硬化したら型から取り外します。正方形型は水を使うと外しやすいです。流水でもOKです。ゆでたまごをイメージするとわかりやすいかもしれません。
正方形型:液と花材を入れるコツ

①底面を平らにするため一層目は花材を入れないで薄く液を流し入れ、時間をおかずに花材を入れます。
②硬化させ、先に入れた花材が動かなくなったことを確認したら次の花材を入れて液を流し入れます。
正方形型:中心に花材を入れるコツ

①花材が中心に配置できるように、高さを見ながら液を流し入れます。
②最初の液が硬化したら、次の花材をのり付けするイメージで1~2cmほど液を入れて花材を配置します。これを繰り返し、型すれすれまで液を入れます。
正方形型:LEDライトを入れるコツ
- 灯りをつけるとデザインしやすいです。
- コードをテープなどで固定すると作業しやすいです。

①一層目に液を薄く流し入れたら電飾をランダムに形作りながら型に入れ、次に液を約20mm以下流し入れます。
②最初の液が硬化したら再び液を流し入れます。これを繰り返し、型すれすれまで液を入れます。
使用した道具の扱いかた
使い終えた道具やシリコンカップは、アルコールウェットティッシュですぐに拭き取り、乾かします。
水洗いは絶対にしないでください!

アイデア次第で
アレンジの幅が広がります♪
結婚式などのエスコートカードに
ライトをつけてインテリアに
エッグケースはアレンジや小物入れとして
実用的でおしゃれな小物入れに

ファーストステップ注意点のおさらい
- ●十分に換気のできる場所で、手袋とマスクをして作業しましょう。
⇒混合液は揮発性です。 - ●混合液は正確に計量し、ポイントに注意してしっかり混ぜましょう。
⇒硬化不良の原因になります。 - ●液を混ぜると発熱します。
⇒熱が発生することで硬化が促進します。 - ●一度に混合できる最大量は100g。注ぐ高さは2㎝以下を守りましょう。
⇒この量を超えると通常より高温発熱します。 - ●使い終わった道具はアルコールウェットティッシュで拭きとりましょう。
⇒水洗いは容器や洗面所を痛める可能性があります。 - ●完成したファーストステップはアルコールで拭かないようにしましょう。
⇒表面が曇ってしまうなどの影響が出ます。 - ●商品の開封前後に関わらず航空便送り不可です。
⇒完成品は航空便可能です。 - ●硬化させたもの・原料(液体)は硬化させ、十分に冷えてから可燃ごみとして廃棄します。
⇒基本的には各自治体の指示に従ってください。 - ●液が残った場合、それぞれ布や紙に染み込ませ、別々に密封袋に入れて可燃ごみとして廃棄します。
⇒液が触れ合うと化学反応が起きて危険なので、なるべく硬化させてからの廃棄をおすすめします。