お花でお部屋をデコレーション!新連載【今月のちょこデコ】
第18弾のテーマは 「春のお庭を閉じ込める シャンペトル風ブーケを飾ろう」
冬の真っただ中。 外の景色はまだまだ色彩に乏しい今の時期は、アーティフィシャルフラワーでお部屋の中から春を感じませんか。 今回は「春のお庭」をテーマに、シャンペトル風ブーケのご提案。 ナチュラルさと華やかさが絶妙に合わさったブーケを、シャビーシックなインテリアの中に飾りました。
シャンペトルはフランス語で「田舎風」という意味。 シャンペトルブーケとは、その名のとおりどこか田舎の風景を連想させるような、飾らない無造作感が魅力のアレンジです。 使うお花は、ダリアやバラといった華やかな存在感があるものというよりも、野原に咲いていそうな素朴なものを。 また、ハーブを中心にいろいろな種類のグリーンをたっぷりと使うと、アレンジに動きが生まれ、より自然に近い表情に仕上がります。 今回は数種類のバンドルとブーケに、ローズマリーをミックスしました。 リーフやお花とのバランスが整ったバンドルは、花合わせを考える際の大きな手助けとなってくれる便利アイテム。 グラミネなど穂状のお花が入っているものを選ぶと、アレンジの中で自然な高低差が出るのでおすすめです。
バンドルとブーケをばらし、主役のお花をひとつ決めたら、別のお花を添えるように束ねていきます。 束ねる際はお花の種類が散らばるように心掛けて。 また、花材を束ねる時はギュッと掴まないように。自分の指を小さな器だと思って軽くつかみ、その中にお花を投げ入れていくイメージで束ねていきましょう。 ステム(茎)はまっすぐに。 アーティフィシャルフラワーはステムにワイヤーが入っているので、容易に好きな方向に曲げてボリュームを出すことができます。 むずかしい技術は使わず、パラレルに束ねていけばOKです。 上から見るとこんな感じ。 お花とお花の間にグリーンを入れると、ふんわりとしたボリューム感が出ます。
また花材の組み合わせを選ぶ際は、色味のグラデーションを意識しましょう。 花びら、花芯など、ひとつひとつのお花に使われた色をよく観察して、繋がりを感じさせる色合わせにすると自然に仕上がりますよ。 束ね終わったらワイヤーや結束バンドなどで留め、上から麻ひもを巻きます。 束ねる位置より下にあるリーフはカットして落としましょう。
摘んできた野花をそのまま束ねたようにラフな表情が美しいブーケと、 素材の風合いが織りなす古めかしさ、そこだけ時間がゆったりと流れているように優雅なシャビーシックのインテリア。 色味を抑えて空間を作れば、ラナンキュラスの鮮やかさがいっそう引き立ち、目が覚めるように空間に浮かび上がります。 止まった時を動かすように、冬から春への気配を感じさせてくれるシャンペトル風ブーケのアレンジ。 ぜひあなたのお部屋にも取り入れてみてくださいね。
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