永遠に咲くお花で、あなただけのウェディング。
第7弾のテーマは「基本を解説 ウェディングブーケとは?」
結婚式の演出に欠かせないウェディングブーケ。 これまで本連載では、前撮り、お色直し、トスブーケと、シーンごとにおすすめのブーケをご提案してきましたが、今回から今一度基本に立ち返ってみます。 そもそもウェディングブーケの種類とは? 自分で作る場合の難易度はどのくらい? デザインごとの構造は? などなど、ウェディングシーン以外でもきっと活用できる基礎知識と、ウェディングブーケの中でもベーシックなデザインをピックアップして、その作り方などを順番にご紹介していきます。
ウェディングブーケの主な種類と特徴
ウェディングブーケにはさまざまな形・種類があります。 どの形のブーケにするか、一番大切なのは花嫁さんご自身のご希望なのはもちろんですが、重要なのはそれだけではありません。 予算や使用したいお花、ドレスの色・形、花嫁さんの体型など、ブーケのデザインを考えるにあたっての要素は多岐にわたります。 基本的なブーケの種類と、それぞれに合うドレスの形をまとめてみたので、参考にしてみてください。
ラウンドブーケ
丸い形のブーケ。 他のブーケの中心部形成の上で基本となる形。 様々なラインのドレスに合わせやすい。 |
キャスケードブーケ
「小さな滝」を意味することから、流れるような形にまとめたブーケ。 後ろの裾が長く、縦を強調したスレンダーラインのドレスなどに合う。 |
ティアドロップブーケ
涙のしずく型のブーケ。 ショートキャスケードのような形。 キャスケードブーケ同様、大人っぽい雰囲気のドレスに合う。 |
シャワーブーケ
シャワーが降り注ぐように花材が放射状に広がった、横幅が広いブーケ。 マーメイドラインやAラインなど、ラインがスッキリとした大人っぽい雰囲気のドレスに合う。 |
アームブーケ
花の自然なラインを活かして茎をつけたまま束ねるブーケ。 マーメイドラインやAラインなど、ラインがスッキリとした大人っぽい雰囲気のドレスに合う。 |
クラッチブーケ
数本の花を集めて手に握れる形にまとめたナチュラルなブーケ。 マーメイドラインやAラインなど、ラインがスッキリとした大人っぽい雰囲気のドレスに合う。 |
ボールブーケ
ボール型にデザインしたハンギングタイプのブーケ。 プリンセスラインなどボリュームのある可愛らしい雰囲気のドレスに合う。 和装ウェディングにも人気。 |
バッグブーケ
ハンドル部分を手に持ったり、腕に掛けて持つスタイルのブーケ。 プリンセスラインなどボリュームのある可愛らしい雰囲気のドレスに合う。 お色直しや2次会にもおすすめ。 |
リースブーケ
リース状に花を組んで持ち手を付けたり、そのまま手に掛けて持つスタイルのブーケ。 プリンセスラインなどボリュームのある可愛らしい雰囲気のドレスに合う。 |
ブーケ作りに必要な道具
ブーケ作りに必要なのはお花だけではありません。 アーティフィシャルフラワーで作る場合、専用の道具を一通り揃えると作業がしやすくなります。
ブーケの制作方法
ブーケを実際作ってみようとなった場合、どのようなテクニックが必要なのでしょうか? ここでは代表的な3種類の技法について簡単にご紹介します。
①ホルダーブーケ
ホルダーブーケとは、ブーケホルダーという専用の土台に花材を挿していく技法。 比較的簡単なので、初心者さんはまずこちらからチャレンジしてみるのがおすすめ。
②ワイヤリングブーケ
ワイヤリングブーケとは、すべての花材にワイヤーを通し、テーピングを施してから組み立てていく技法をいいます。 ワイヤリングは、ワイヤーを使って花やステム(茎)、リーフを補強するテクニックのこと。 これを施すことで、花の向きや配置などを自由に手直しできます。 また、お花を花首でカットし、ステムの代わりにワイヤーを通し直すことで、ブーケが軽く仕上がります。 ≫ワイヤリングについて詳しくはコチラ:「クラフトはじめて特集 ワイヤリング編」
ワイヤリングブーケは手間がかかり、ちょっとした技術が必要な技法ではありますが、 ブーケのサイズやデザインに至るまで自由度が高く、オリジナリティ溢れるブーケを作ることができます。
③ナチュラルステムブーケ
自然の茎を生かして束ねていく技法。 束ねた茎の部分もデザインの一部となるので、茎のきれいな花材を選び、丁寧に束ねます。 次回は、ご紹介した技法のなかから「ワイヤリングブーケ」のテクニックを使った、ラウンドブーケの簡単な作り方についてお届けします。 どうぞお楽しみに!