新しい年が良い年であるようにと願いを込めて、素敵なお正月飾りを作ってみましょう。
ベーシック・和モダン・スタイリッシュ。表情のまったく異なる3種類をご提案します。
ベーシック × しめ縄
日本一の米処・新潟県南魚沼市で育まれた青刈わらを使用した、瑞々しい風合いのしめ縄。
稲作文化の日本において「命の源」の象徴とされる稲わらをベースに、縁起もののお正月花である椿・梅・水仙・南天がひとまとまりになったピックを固定。ピックは5~6cmカットするときれいに仕上がります。おめでたい紅白2色のリボンを結んで出来上がり。
正統派の雰囲気がありながらどこか垢抜けた表情なのは、しめ縄をあえて横向きに使っているから。自由な発想で楽しめるのも魅力です。
和モダン × タッセル
しめ縄のように力強い大ぶりなタッセルをベースにしたお正月飾り。
ざっくりと交差させたタッセルをワイヤーで留め、椿のリースの輪を一か所カットして嵌めます。上からリボンを結んで完成。新緑のように胸をすく色調のタッセルに、白い椿が爽やか。まさに和モダンといえるしめ縄飾りは、新年のご挨拶にみえたお客様の目も喜ばせること間違いなしです。
スタイリッシュ × 水引
スッキリと長い水引飾りは縦のラインをとことん生かしたアレンジを。
お正月に定番の配色でありながらスタイリッシュ。高級感も感じられるこの水引飾り、なんと南天と松がひとつになったシンプルなピックを15cm程度カットし、水引の後ろからワイヤーで固定しただけ!
凝ったことをしなくても、アイテム次第でこんなにかっこよくなるお正月飾り。
古典的なのはちょっと…という方にぜひおすすめしたいアレンジです。
日本の伝統的な風習でありながら、どこか敷居が高く感じるお正月飾り。
お好みのテイストが見つかったらぜひ取り入れて、新たな気持ちで新年を迎えてみませんか?
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お正月飾り豆知識!本来の意味とは?
しめ縄、門松などのお正月飾り。
本来は、お正月にやってくる五穀豊穣と福の神・歳神様(としがみさま)をお迎えし、祀るために飾るものなのだそう。
江戸時代に庶民に広まったとされています。
飾る時期は「松の内」と呼ばれる12月13日以降。
近年ではクリスマスの過ぎた26日頃から飾り始めるのが一般的ですが、
29日(「二重の苦」を連想)と31日(一夜飾り=お葬式と同じ)は縁起が悪いとされています。
しめ縄とはどういうもの?
しめ縄(注連縄)には神聖な場所を示す意味があり、神様のいる領域と私たちの生活する日常空間とを隔てる結界の役割があります。
「しめ縄の内側は清浄に保たれる」とされるため、玄関など家の入口にしめ縄を飾って歳神様をお迎えするための清らかな空間を作ります。
しめ縄は歳神様のための標識のようなものとも言えるかもしれません。
水引にはどんな意味が?
「水はすべての汚れを清め、水が引いた後は清々しい様子になる」ことから、水引には浄化・邪気を払う力があるとされています。また封印や魔除け、人と人を結びつけるなどの意味合いがあり、お正月飾りや贈答品に用いられるようになりました。水引の由来は、宮廷への献上品に紅白の紐を結ぶ習慣があったことや、日明貿易の際に明からの輸入品に紅白の縄が縛り付けられていたことなど諸説あり、定かではありません。