第2弾のテーマは「パンジー」
日本名を「遊蝶花」というパンジー。 字から連想されるとおり、ひらひらと蝶が舞うように咲く姿が印象的なお花です。 生花では短くカットされて流通しているのが一般的ですが、今回はアーティフィシャルフラワーならではのステム(茎)の長さを生かした飾りかたをご提案していきます。 伸びやかなステムでお花に高さが出ることで存在感が増し、視線を集めるアレンジに。 まずはリビングを想定した、ふだんのインテリアにおすすめの飾り方から。 本を開くと花瓶のシルエットが浮かび上がるユニークな一輪挿し「Flowery Tale」を使用しました。 お花の形を整え、ステムをベースの高さに対して1:1になるような長さにカットして、ベースに投げ入れたら完成です。
遊び心あるベースとパンジーのポップさが抜群にマッチして、いつものお部屋がちょっと楽しげに♪
続いては、お客様をお迎えするときの玄関をイメージしてみます。 玄関は、訪れたお客様がいちばん最初に目にする場所だからこそ、人とちょっと差がつくアレンジを楽しみたいですね。 見慣れない背丈のあるパンジーはインパクト抜群! 3連のシリンダーと、くすんだアイアンの組み合わせがシックな一輪挿し「Norns」を使い、個性的に仕上げました。
ステムは高低差がつくようにちょっとずつカットしていき、シリンダーに数本ずつ投げ入れます。 1本1本がぴょんぴょんといろいろな向きを向くように意識すると、パンジーの花らしい軽やかな印象に。
ステムが長いアーティフィシャルフラワーを飾る際は、ラインをしっかり整えるよう特に意識しましょう。 少しずつしならせるように伸ばし、ステムのラインがカクつかないようにします。 さらにこちらのアレンジでは、ドライの枝を一緒に投げ入れているのもポイント。 足元を少し隠すことで、アーティフィシャルフラワーのプラスチック感が軽減され、自然な見た目に。
枝の濃いブラウンが入ることで全体が引き締まって見え、シックな印象がより高まる効果も。 可愛いお花の代表的存在ともいえるパンジーの、大人っぽい佇まいが新鮮なアレンジです。
アーティフィシャルフラワーならではなポイントを生かしつつ、生花に負けない鮮やかな表情で魅せるパンジーのディスプレイ。 ぜひお試しください!
お花と花器のバランスについてはコチラ | 飾る前に!!アーティフィシャルフラワーの整え方 |