日々の暮らしを彩ってくれるさまざまなお花たち。
ふだん何気なく目にするようなお花でも、飾る量や使ううつわを変えるだけでまったく違った見え方になります。
ふだんはリビングや食卓にさりげなく。
お客様をお迎えする日は、玄関にたっぷりと豪華に。
この春からの【今月のちょこデコ】では、そんな2つのシーンごとに季節のお花を飾っていきます。
時に雑貨感覚で、時にハッと息をのむような華やかさで。
アーティフィシャルフラワーだからこそできる自由な発想と、同じお花の異なる表情をお楽しみください。
第2弾のテーマは「パンジー」
日本名を「遊蝶花」というパンジー。
字から連想されるとおり、ひらひらと蝶が舞うように咲く姿が印象的なお花です。
生花では短くカットされて流通しているのが一般的ですが、今回はアーティフィシャルフラワーならではのステム(茎)の長さを生かした飾りかたをご提案していきます。
伸びやかなステムでお花に高さが出ることで存在感が増し、視線を集めるアレンジに。
まずはリビングを想定した、ふだんのインテリアにおすすめの飾り方から。
本を開くと花瓶のシルエットが浮かび上がるユニークな一輪挿し「Flowery Tale」を使用しました。
お花の形を整え、ステムをベースの高さに対して1:1になるような長さにカットして、ベースに投げ入れたら完成です。
遊び心あるベースとパンジーのポップさが抜群にマッチして、いつものお部屋がちょっと楽しげに♪
続いては、お客様をお迎えするときの玄関をイメージしてみます。
玄関は、訪れたお客様がいちばん最初に目にする場所だからこそ、人とちょっと差がつくアレンジを楽しみたいですね。
見慣れない背丈のあるパンジーはインパクト抜群!
3連のシリンダーと、くすんだアイアンの組み合わせがシックな一輪挿し「Norns」を使い、個性的に仕上げました。
ステムは高低差がつくようにちょっとずつカットしていき、シリンダーに数本ずつ投げ入れます。
1本1本がぴょんぴょんといろいろな向きを向くように意識すると、パンジーの花らしい軽やかな印象に。
ステムが長いアーティフィシャルフラワーを飾る際は、ラインをしっかり整えるよう特に意識しましょう。
少しずつしならせるように伸ばし、ステムのラインがカクつかないようにします。
さらにこちらのアレンジでは、ドライの枝を一緒に投げ入れているのもポイント。
足元を少し隠すことで、アーティフィシャルフラワーのプラスチック感が軽減され、自然な見た目に。
枝の濃いブラウンが入ることで全体が引き締まって見え、シックな印象がより高まる効果も。
可愛いお花の代表的存在ともいえるパンジーの、大人っぽい佇まいが新鮮なアレンジです。
アーティフィシャルフラワーならではなポイントを生かしつつ、生花に負けない鮮やかな表情で魅せるパンジーのディスプレイ。
ぜひお試しください!
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