日々の暮らしを彩ってくれるさまざまなお花たち。
ふだん何気なく目にするようなお花でも、飾る量や使ううつわを変えるだけでまったく違った見え方になります。
ふだんはリビングや食卓にさりげなく。
お客様をお迎えする日は、玄関にたっぷりと豪華に。
この春からの【今月のちょこデコ】では、そんな2つのシーンごとに季節のお花を飾っていきます。
時に雑貨感覚で、時にハッと息をのむような華やかさで。
アーティフィシャルフラワーだからこそできる自由な発想と、同じお花の異なる表情をお楽しみください。
今回のテーマは「ミモザ」
春の訪れを告げるように咲く、ミモザ。
たわわな黄色い小花が揺れる様子はなんとも愛らしく、春の風景を爽やかに彩ってくれます。
そんなミモザは、テーブルフラワーをはじめ、おうちのちょっとしたスペースに飾るのに最適なお花ですが、ボリュームを生かして大きく飾るのもおすすめなんです。
まずは食卓やリビングなど、ふだんのお部屋におすすめの飾り方から。
使用したのは数本ずつ束ねられた「プリムミモザバンドル」。
全長30cmと手ごろなサイズ感なので、そのまま花器に投げ入れて、ステムやリーフを整えたら完成のお手軽アレンジです。
ベースの白がミモザを引き立て、お部屋が一段と明るい印象に。
使用したベース「フィグ」は口元がキュッとすぼまっているため、お花を投げ入れた時の安定感も◎。
インテリアにも馴染みやすいデザインとともに、お花初心者さんにおすすめのベースですよ。
続いてはお客様をお迎えする日の玄関をイメージしたアレンジです。
プレーンなガラスベースに、「ブルームミモザ」、リーフ付きの「チェリッシュミモザ」の2種類を贅沢に飾ってみました。
こちらで使用したベースは、リューズガラス「ネック」。
このように口元が広いベースはお花が放射状に広がりやすいので、リーフで口元を埋めて花留めの役割を負ってもらうと良いです。
今回は、チェリッシュミモザのリーフがちょうどベースの口元にかかるあたりでカットしています。
飾ったときにミモザ同士で高低差がつくよう、ステムは少しずつカットして、バランスを見ながら生けていきましょう。
アーティフィシャルフラワーは、生花と違って一輪一輪のお花に大きな個体差がないため、表情が単調になりがちでもあります。
そんな時は、メインのお花とは異なる種類のグリーンをプラスするのがおすすめ。
今回はローズマリーをミックスしています。
ミモザと対照的なスッキリとしたフォルムがアクセントになり、アレンジがより自然な表情に。
どちらかというとカジュアルな印象の強いミモザも、たっぷりと飾ればとても華やかなディスプレイになります。
お手入れの手間を気にせず、アーティフィシャルフラワーだからこそできる大胆な飾りかた。
この春のインテリアにぜひお試しください。
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