第9弾のテーマは「ヒマワリ」
夏の風物詩、ヒマワリ。 一輪佇んでいるだけで場がパッと華やぐ存在感は、季節を感じさせるだけでなく、見る人の心も明るく照らしてくれるようです。 そんなヒマワリを、この時期らしい明るさと大胆さで楽しんでみませんか。 まずは日常を彩るミニアレンジから。 メインのヒマワリは「ラヴィーヌサンフラワー」。 花径が小ぶりなヒマワリを、カラフルなジェリーシリーズのベースでアレンジしました。
メインのヒマワリがシンプルなので、ベースと合わせる花材の色づかいで存在感を引き出します。 アンスリウムやアジアンタムで南国風のリラックスムードを演出し、差し色にピンクのルスカスをプラスしました。 添える花材の色味がグリーンだけだと、色鮮やかなベースの個性が勝ってしまい、かえって少しさみしい印象に…。 やわらかなピンクのルスカスはそれだけで個性的なだけでなく、それぞれのベースの色味を繋げる役割を担ってくれ、アレンジ全体にまとまりをもたせてくれます。
ベースと花材の組み合わせは自由!お好みのバランスとあなただけのセンスで、気楽に投げ入れを楽しんでみてください。 続いては、特別感を演出するゴージャスなディスプレイ。 淡いミントグリーンのヒマワリは高さを生かして迫力たっぷりにアレンジ。元気なイメージのあるヒマワリを大人な雰囲気に見せてみました。
ドライタッチのリーフの質感、落ち着きあるアースカラー。 エレガントさを印象づけるプリーツやインパクトあるサイズ感、晩夏の気配を思わせるどこかアンニュイな表情は、日々の生活感を希薄にし、いつもの場所を非日常的な空間に演出します。 こちらはヒマワリ、リーフ共にカットせず、ベースにそのまま投げ入れています。 前後左右で高低差を出し、お花の向きもさまざまな方向に向けて、全体の奥行きを意識しましょう。
夏の顔ともいえるほど定番のお花だからこそ、手を抜かず華やかに。 ちょっとしたスパイスを加えるように、彩りを楽しんでみてください。