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はじめての「花のある暮らし」に。アーティフィシャル/プリザーブド/ドライのちがい
2025/01/06 00:00

アーティフィシャルフラワー、プリザーブドフラワー、ドライフラワー。 それぞれのちがいってなに?

お花のギフトを贈りたい、自分のために飾りたい、素敵なフラワーアレンジメントを作ってみたい…。 そんな想いでお花選びを試みるも、 「ややこしくて違いがわからない!」 「自分のニーズに合うのはどれ?」 「アーティフィシャルとかプリザーブドとかどういう意味??」 と頭を悩ませてしまうという方、いませんか? 今回は、それぞれのお花のちがいや具体的な特徴、おすすめの使用例までをまとめてご紹介! これからお花のある暮らしを始めたい方、大切な方へフラワーギフトを選んでみたい方、ぜひ参考にしてくださいね。

1.それぞれの主な特徴

アーティフィシャルフラワー(造花)とは

アーティフィシャルフラワー

アーティフィシャル(artificial)とは「人工的な」という意味の英単語です。 基本的にアーティフィシャルフラワーと造花は同じものですが、近年は「造花」の質の向上がめざましく、生花に見間違えるような精巧なものが増えました。旧来品と区別するうえでも、「アーティフィシャルフラワー」が一般的な呼び方になってきています。 素材はポリエステル等の布製が多く、茎(ステム)の部分はポリエチレン製です。また最近は再生PETボトル、再生プラスチックといったリサイクル素材を原料に使用、または配合したSDGsな商品も広がりを見せています。

    アーティフィシャルフラワーとは、
  • よりハイクオリティな造花
  • 布やプラスチックでできている
  • 染め方によってさまざまな色合い

プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワー1

プリザーブド(preserved)とは英語で「保存する」「保つ」などを意味します。 プリザーブドフラワーは、生花に人工色素を吸い上げさせて染色し、特殊な加工を施すことで、発色の良さや花本来のみずみずしい感触を長期間保つことが可能なお花です。生花の表情を残しながらお手入れの必要がなく、自然では再現できない幻想的な色合いも楽しむことができるなど、フラワーアレンジメントにおいても高い人気を誇ります。

    プリザーブドフラワーとは、
  • 生花(本物のお花)を染色したもの
  • 発色が良く、鮮やかな色合い
  • しっとりした質感

ドライフラワーとは

ドライフラワー1

ドライフラワーは、草花のきれいな状態を長く楽しむために生花を乾燥加工(dry)して製造しているお花のことです。おうちで自作するのも容易で、買ってきたお花を逆さに吊るして自然乾燥させ、自分だけのドライフラワーを飾って楽しんだことがある方もいるのではないでしょうか。 自然の風合いと柔らかな色合い、素材の持つ優しさが魅力のドライフラワーには、生花とは違った美しさがあります。

    ドライフラワーとは、
  • 生花(本物のお花)を乾燥させたもの
  • 自然な色合い
  • カサカサした質感

2.それぞれの共通点

特徴がバラバラに見える3つのお花ですが、共通点はあるのでしょうか?まずはそれぞれの項目を表で確認してみます。

項目アーティフィシャルプリザーブドドライ
生花由来×
お手入れ不要
季節を問わない
長期間楽しめる
色の種類が豊富

長く楽しめるアーティフィシャルフラワーとプリザーブドフラワー

素材が生花かそうでないか以外、すべての項目で共通しているアーティフィシャルフラワーとプリザーブドフラワー。水やりなどのお手入れが不要であることに加え、長期間楽しめるのもうれしいポイントですね。環境や用途にもよりますが、寿命としては、アーティフィシャルフラワーなら10年以上、プリザーブドフラワーなら3年~5年ほどといわれています。 またこの2つは、より生花に近い感覚でお花を楽しめるのもポイント。もともと生花を素材としているプリザーブドフラワーはもちろん、アーティフィシャルフラワーは素材や染色の仕方で、生花と見間違えるほどリアルな表情を再現することができます。

アーティフィシャルフラワーのブーケ アーティフィシャルフラワーのみで制作したブーケ

長期保存が可能なこと、生花のような鮮やかな色合いが楽しめることからも、アーティフィシャルフラワーとプリザーブドフラワーは、ギフトや特別なシーンでのディスプレイに特におすすめといえるでしょう。

▼さらに詳しくはコチラ アーティフィシャルフラワーってなに? アーティフィシャルフラワーってなに? プリザーブドフラワーってなに? プリザーブドフラワーってなに?

ドライフラワーの楽しみは限定的?

では、お手入れと期間で△のついているドライフラワーはどうでしょうか。

ドライフラワーのお手入れ

アーティフィシャルフラワーやプリザーブドフラワーと同様、基本的には埃を払ってあげる程度でOKですが、花や葉が完全に乾燥しているドライフラワーは大変壊れやすく、デリケートです。 埃取りなどは使用せず、軽く振って埃を払い落とす程度が良いでしょう。 埃はドライフラワーにとってカビの原因ともなるため、保管する際には汚れはきれいに取り除いておくのをおすすめします。 またドライフラワーには、乾燥しているものを好んで食する「シバンムシ」という虫が発生することがあります。市販の防虫スプレーをまんべんなく塗布し、よく乾燥させてから飾るようにしましょう。 ドライフラワーを段ボール等で一時保管する際にも、乾燥剤と合わせて防虫剤も入れておくと◎。 マイフラでは、ドライフラワーの防虫用スプレーも各種お取り扱いしています。用途に合わせてお選びくださいね。

\静電気も防ぐ/ ドライフラワー用防虫スプレーNC002000 ドライフラワー用防虫スプレー ネオマーボン \型崩れも防ぐ/ ドライフラワー用防虫スプレーNC000502 Sense of Nature ドライフラワースプレー \果実も安心/ ドライフラワー用防虫スプレーNC000505 Sense of Nature ドライフルーツスプレー

ドライフラワーの寿命

乾燥しているからずっと飾れる、と思われるかもしれません。ところが、実はドライフラワーには寿命があります。 飾っている環境にもよりますが、基本的には1~2か月、長くて1年くらいといったところ。

制作より約半年後と比較 ドライフラワー経年劣化画像

経年変化による変色もドライフラワーならではの魅力ではありますが、花や葉の退色が進んだり、パラパラと落ちてくるようになったら手放すのが良いでしょう。 以上、ドライフラワーのお手入れと期間について解説しました。 あくまでも自然のものと理解したうえで、限られた時間の美しさを楽しんでみてくださいね。

▼さらに詳しくはコチラ ドライフラワーってなに? ドライフラワーってなに?

おまけ:ドライフラワーもカラフルに!

ドライフラワーといえば、自然そのものの色を楽しむものであり、茶色やくすんだ緑色といったアースカラーをイメージする方が多いのではないでしょうか。 実は近年は染色した「カラードライ」も人気が高まっているんです。 プリザーブドフラワーの鮮明なトーンと異なり、ドライフラワーの質感ならではのやさしさが感じられる、まさにニュアンスカラーというにふさわしい繊細な色合いが魅力。 ブーケやインテリアで取り入れられる機会も増えており、おしゃれさんは大注目のアイテムとなっています。

3.おすすめの使用例

三者三様の特徴と魅力をもつお花。最後に、それぞれ特におすすめのポイントと、具体的な使用例についてご紹介します。

アーティフィシャルフラワー

アーティフィシャルフラワーの使用例

花粉や香りがないのでテーブル装飾にも気兼ねなく使用できます。 また土や水も使っていないため、衛生的かつ万が一倒してしまってもお掃除がらくちん。ペットやお子さまがいるご家庭でも安心して飾ることができます。

扱いやすく軽量なので、アクセサリーやブーケなどハンドメイドの材料に最適!長期保存も可能なので、記念日や思い出に残るアレンジメントの制作にも♪

アーティフィシャルフラワーの使用例
アーティフィシャルフラワーの使用例

季節を問わず使用でき、お店のディスプレイやウェディングシーンなどでイメージに合った演出ができます。 実際のお花では難しい飾り方も可能!

東京堂のアーティフィシャルフラワーのこだわり オリジナルブランド 「MAGIQ」について 東京堂オリジナルブランドMAGIQ

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーの使用例

生花のような表情、高級感、発色の良さなどから、ギフトで高い人気を誇ります。

イベント時のディスプレイなどで、水やりなどのお手入れの手間なくリアリティあるアレンジメントを制作したいときにもおすすめ。

プリザーブドフラワーの使用例
プリザーブドフラワーの使用例

アーティフィシャルフラワーと同様、香りや花粉のほか衛生面での心配がないので、テーブル装花にも活躍します。


ドライフラワー

ドライフラワーの使用例

自然な色合いによる渋さは落ち着いた雰囲気があり、お正月飾りをはじめとした和のしつらえともマッチします。

自然体で素朴なたたずまいはふだんのインテリアにもイチオシ!たくさん並べて飾っても落ち着きがあり、穏やかな癒しの空間を演出してくれます。

ドライフラワーの使用例
ドライフラワーの使用例

染色せず、自然の色をそのまま残したドライフラワーなら、手作りキャンドルやハーバリウムの材料としても最適です。

東京堂のドライフラワーのこだわり オリジナルブランド 「Sense of Nature」「風の花」について 東京堂オリジナルブランドSoN

アーティフィシャルフラワー、プリザーブドフラワー、ドライフラワー。3つのお花について、ほんの少し理解は深まったでしょうか? シーンに合わせたお花選びで、今よりちょっぴりレベルアップした「お花のある暮らし」を楽しみましょう!

お正月、成人式に。アーティフィシャルフラワーで作る髪飾り
2024/12/02 00:00

お正月に成人式と、年が明けたら和の装いが映えるシーズンがやってきますね。 ハレの日のお祝いに、手作りのヘアアクセサリーを楽しんでみませんか? 切って貼るだけの簡単デザインから、フラワーアレンジのテクニックを使ったデザインまで。花合わせや配色を変えればオリジナルデザインが無限に広がります。 ぜひ動画を見ながらお好きな花材でトライしてみてください! ※使用材料には完売品やマイフラでお取り扱いのない商品も含まれております。ご了承ください。

初級編 切って貼るだけ簡単髪飾り

お正月・成人式向け 髪飾り

コームにリボンとアーティフィシャルフラワーを付けるだけ!手作り初心者さんにおすすめです。 この作り方を参考にすれば、和装・洋装どちらでも簡単に髪飾りが作れますよ!

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中級編 ワイヤリングとテーピングで作る髪飾り

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アーティフィシャルフラワーを初級編より細かなパーツに分け、すべてに「ワイヤリング」と「テーピング」を施していきます。 グルーは一切使わず、パーツを固定する際も使うのはワイヤーとフラワーテープのみ。 コツが必要な工程もありますが、そのぶん手作りがお好きな方も作り甲斐のあるアレンジです!

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上級編 ドライフラワーの髪飾り

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ドライフラワーのアクセサリーは通年人気のアイテム。壊れやすい素材なので土台作りがポイントになります。 素材ならではの繊細さと、花材の配置・バランスによる立体感を意識して制作してみましょう。

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あわただしくなりがちな年末ですが、そんな時こそ自分時間でホッと一息。 ご自身へ、大切な方へ、冬休みは手作りを楽しんで、新春の装いに華を添えてみませんか?

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お正月の縁起物!『松竹梅』で彩るお正月飾り
2024/11/25 00:00
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今年も残すところあと1ヶ月。 来たるべき新年に向けてお正月の準備も進めたいところですね。 今回のテーマは縁起物の象徴ともいえる『松竹梅』。 松竹梅は、冬の寒さにもかかわらず立派に生えることから、お正月の縁起物として門松やしめ飾り等に飾られていますね。 今回はお正月には欠かせない松竹梅を取り入れたお正月アレンジをご紹介します! ※使用材料には完売品やマイフラでお取り扱いのない商品も含まれております。ご了承ください。 ※↑の画像の使用アイテムはコチラ

【松】モダンな洋風門松

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常緑樹で冬でも枯れず、凛々しい姿を保つ事から『長寿・延年』の象徴とされる松。 松と言えば門松ですね。 定番の門松もいいですが、一風変わった門松はいかがでしょうか。 束ねた花材をベースに投げ入れとカンタンで、場所も取りません。 白のファレノとボルドーの小花を合わせて洋モダンな印象に。 ブラック×ゴールドの水引飾りをアクセントに加えることでお正月の華やかさが一層、際立ちます。

【竹】多幸カラーのお正月アレンジ

お正月飾り

折れにくく、成長が早い事から『生命力・成長』の象徴とされる竹。 メインの竹を中央に据えて、オレンジのファレノ、ホワイト&イエローのオーキッドでお正月にふさわしい多幸感をプラス。 締め色となる千両の赤をアクセントに花々が生き生きと咲き誇るように… お正月にふさわしい華やかなアレンジに仕上げました。

【梅】スタイリッシュな和装ブーケ

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早春に他の花より先駆けて、気高い香りの美しい花を咲かせることから珍重され、『気高さや長寿』の象徴とされる梅。 新商品の梅枝を大胆に使った和装ブーケ。 ゴールドのブラッシュ加工を花や枝に施したアーティフィシャルフラワーならでは梅枝です。 梅と共色の淡いピンクが華やぐピオニーを合わせ、流行りのクラッチブーケ風に。 和装ブーケとしてはもちろんのこと、壁掛けアレンジにしても伸びやかな枝ぶりは映えて素敵です。

今では「松竹梅」というと格付けのように使われていますが、本来はこの3つの言葉にレベルの差はなく、同じようにおめでたい言葉です。 ぜひ気になったアレンジを手作りして、良いお年をお迎えくださいね!

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