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【今月のちょこテク】Vol.6 ちょい足しで見ちがえる!おうちのお花を花束のように飾るコツ
2021/02/05 00:00
アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

【今月のちょこテク】 Vol.6

生花とは違い、花首を好きな向きに傾けたり、茎を自由に曲げたりすることができるアーティフィシャルフラワー。 自由度が高いからこそ、初めて触る方はその扱いに戸惑ってしまいますよね。 そこで! ちょこっとのテクニックで季節ごとのアーティフィシャルフラワーを上手に飾れるようになる新連載、 【今月のちょこテク】が新たにスタート。 どなたでもすぐにマネできる、アーティフィシャルフラワーがきれいに見える飾り方のコツをプロが伝授いたします!

第6弾のテーマは「ボリュームのある飾り方」

普段、おうちに何気なく飾るお花。たくさんの材料を買い込んでアレンジすることってなかなかないですよね。 少ない花材でも花束のようなボリュームで華やかに飾れるテクニックをご紹介します!

カップ型の花姿が愛らしい一重咲きのラナンキュラスと、可憐なラインを描くスイトピー。 華やかな2種のお花を、まずは小花と共に飾ってみましょう。

アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

お花が全体的に傾いています。またスイトピーは下を向いてしまっていて、少し寂しげに見えますね。 これは、お花の”支え”が十分でないため。 花束を飾ったときのようなボリュームを出すには、お花がしっかりと安定して前を向いていることが大切です。 そのために今回は、クッションになる花材をちょこっとプラス。

アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

花瓶の口元をグリーンで埋め、土台を作ります。 その間にお花を挿し込むとお花が留まりやすくなり、安定感が出ますよ。

アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

改めて2つを見比べてみましょう。

よい例

アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

× わるい例

アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

グリーンをプラスしただけでこのボリュームの違い!お花の向きも安定しましたね。 飾ってみたけどなにか物足りない…というとき、お花を増やしたくなるところを、あえてグリーンを1種類付け足す。 今回は特に、グリーンの鮮やかさがお花の春らしい色味を引き立て、全体をより軽やかに見せてくれています。 飾ったお花にボリュームを出したいときは、クッションになる花材(グリーンなど)をプラスして土台を作る。 ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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【今月のちょこテク】Vol.5 枝ものを制覇する!「器とお花のバランス」応用編
2021/01/05 00:00
アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

【今月のちょこテク】 Vol.5

生花とは違い、花首を好きな向きに傾けたり、茎を自由に曲げたりすることができるアーティフィシャルフラワー。 自由度が高いからこそ、初めて触る方はその扱いに戸惑ってしまいますよね。 そこで! ちょこっとのテクニックで季節ごとのアーティフィシャルフラワーを上手に飾れるようになる新連載、 【今月のちょこテク】が新たにスタート。 どなたでもすぐにマネできる、アーティフィシャルフラワーがきれいに見える飾り方のコツをプロが伝授いたします!

第5弾のテーマは「お花の高さ」

ちょこテクVol.2で登場した「飾るお花と花瓶の高さの比率」のお話、覚えていますか? 花瓶 : 花材 = 1 : 1程度の比率だとバランスよく見えるのでした。 しかし、高さを意識しただけでは見え方が今一つ…という、一筋縄ではいかないパターンもあるのがフラワーアレンジの難しいところ。 ということで、今回はVol.2の応用バージョン! 上級者でなくては難しいと思われがちな、大ぶりの枝もので解説していきます! 細かく分かれた枝に、無数に小花をつけた様子が可憐な梅。 花瓶にそのまま投げ入れて飾っても絵になりますね。 ただし!本当にそのまま投げ入れてしまっただけでは、いくら花瓶との比率が正しくてもきれいには見えないのです…。 まずは悪い例から見てみましょう。

アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

いかがでしょうか。花瓶の口元から上がスカスカで、安定感がないように見えませんか? このように、枝分かれより下、お花がついていない部分が見えすぎていると、寂しげで心もとない印象になってしまいます。 こういった場合、飾る器とのバランスを見て長さを整える必要があります。 そこで今回は梅をカットしてみましょう! 使用している舞妓梅中枝のステム(茎)は、ワイヤーの上からビニールコーティングされています。このような花材のときは、ワイヤーカッターだけで切るのが難しい場合も。そういったときには次のような2ステップでカットします。

①まずはハサミを用意します。 刃でステムをしっかりと挟んだら、くるくるとゆっくりステムを回して外側のビニールに切り込みを入れます。切り込みが一周したらビニール部分を少し引っ張り、中のワイヤーを露出させます。
アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ
アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ
②次にワイヤーカッターに持ち替え、ワイヤーをカットして完了です。
カットしたものを飾ったらこんな感じ! アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

よい例

アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

× わるい例

アーティフィシャルフラワー(造花)を上手に飾るコツ

並べてみると違いは一目瞭然。 花瓶の口元近くにもお花が集まったことでボリュームがアップして見え、空間が引き締まった印象になりました。 では今月のちょこテクのおさらいです。 ➤枝ものを飾るときは、器とのバランスを見ながら、花瓶の口元近くにお花が集まるようにカットする。 敷居が高く感じがちな枝ものですが、取り入れられればインテリアの幅が間違いなく広がります。 生花だとカットするのに一苦労な枝ものも、アーティフィシャルフラワーなら楽ちん♪ 冬は梅、春には桜など、季節に応じたお花でぜひチャレンジしてみてくださいね!

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\今回の花器はコレ/

北欧風のインテリアが叶うスモークガラスのSEVA。シンプルに見えて、飾ったお花をグッとおしゃれに引き立ててくれます。 また30cm近い背の高い花器は、花材の高さや縦のラインを強調したいときにおすすめです。 ガラスやアクリルといった内側が透けて見える素材のときは、葉や枝などの丁寧な処理が必要になってきますが その点もアーティフィシャルフラワーなら心配いりません。
アーティフィシャルフラワー(造花)をきれいに飾るコツ―枝物を飾る
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【今月のちょこテク】Vol.4 場所に合わせてアレンジする―フラワーアレンジ「三方見」の基本
2020/12/04 00:00
アーティフィシャルフラワー(造花)をきれいに飾るテクニック―三方見

【今月のちょこテク】 Vol.4

生花とは違い、花首を好きな向きに傾けたり、茎を自由に曲げたりすることができるアーティフィシャルフラワー。 自由度が高いからこそ、初めて触る方はその扱いに戸惑ってしまいますよね。 そこで! ちょこっとのテクニックで季節ごとのアーティフィシャルフラワーを上手に飾れるようになる新連載、 【今月のちょこテク】が新たにスタート。 どなたでもすぐにマネできる、アーティフィシャルフラワーがきれいに見える飾り方のコツをプロが伝授いたします!

第4弾のテーマは「場所に合わせた飾り方」

お花を飾る場所によってアレンジのしかたも変わるってご存知でしたか? 今回は、玄関などお客様をお迎えするスペースにぴったりな「三方見」と呼ばれるテクニックについて学んでいきましょう!

フラワーアレンジメントにおいて大事な用語、「三方見」と「四方見」。 「三方見(さんぽうみ)」とは、壁を背にしてお花を飾ることを前提とし、アレンジメントを正面と左右から眺めて楽しむ飾り方のこと。日本では古くから親しまれている飾り方で、主に床の間や祭壇などに花を飾る際の基本のスタイルです。 対して「四方見(しほうみ)」とは、前後左右、どこから眺めてもアレンジに正面性があるスタイル。テーブルアレンジやホテルのロビーなど、アレンジメントを空間の中央に据える場合に用いられます。 今回はこのうちの「三方見」の基本をおさえていきます。

アーティフィシャルフラワー(造花)をきれいに飾るテクニック―三方見

アレンジメントに「後ろ」と「前」がある三方見では、後方に葉や枝を、手前の方に花を入れ、花材の高さが後ろから前にかけて低くなるようにアレンジします。 なので、花材は高低差を付けやすいものを選ぶのがポイント。 今回は、背筋がシャンとしたラインの松に、こんもりとしたダリアやマムを合わせました。マスフラワー*と呼ばれる花姿にボリュームのある花材は、低い位置でも華やかに見えます。 *マスフラワーとは?詳しくはコチラ 安定感をもたせるため、花材のステム(茎)とステムの間にお花を挿し込んでいくように生けていきましょう。 挿し込んだだけだと良い位置に固定できない…と思っても大丈夫! アーティフィシャルフラワーはステムや花首を自由に曲げることができるので、どうしても思い通りにならないときは、お好きな向きに調整して留めることができますよ。

アーティフィシャルフラワー(造花)をきれいに飾るテクニック―三方見

生け終えたら今度は置く場所を考えます。 三方見のアレンジメントは「背面が壁」であることを前提とした形ですから、壁側に当たる「後ろ」には基本的にアレンジの手を入れません。 そのため、例えばテーブルの中央のような場所に飾ってしまうと、お花の顔が見えない!という人が出てきてしまうことに。

アーティフィシャルフラワー(造花)をきれいに飾るテクニック―三方見

三方見を飾るのに適した、壁を背にしたスペース。お仏壇や床の間に限らず、下駄箱の上や窓際、洗面所といったサニタリースペースにもおすすめです。

アーティフィシャルフラワー(造花)をきれいに飾るテクニック―三方見

おうちの壁際のちょっとしたスペースを、いろいろ探してみてくださいね! では今月のちょこテクのおさらいです。 ➤フラワーアレンジメントには「三方見」と「四方見」がある。 ➤三方見のフラワーアレンジメントは、壁を背にした場所に飾る。 お客様がご挨拶にみえることも増えるお正月。新年の花迎えに、三方見のアレンジに挑戦してみるのもいいかもしれません。

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